このほど、山東省は2022年度のポスドク公募ガイドを発表し、国内外で3000人以上の優秀な若手博士を公開採用して、ポスドク研究活動を行うことになる。採用人数は前年同期比20%以上増加し、省全体の人材導入経費は16.6億元に達し、ポスドクの採用者数と人材導入のための経費は過去最高を記録した。

    こ回の公開募集では、山東省は下記の豊富な政策の「ギフトパッケージ」を提供した。

　１）年齢制限を緩和する。ポスドク科学研究ステーションに入ることを申請する人員は、設置事業所の同意を得て、年齢を満40歳まで緩和することができる。

２）特別目的の資金援助を提供する。ステーションに入るポスドクは、山東省の「ポスドク革新的人材支援計画」「ポスドクイノベーションプロジェクト」「博士（ポスドク）生活補助金」「ポスドク国際交流計画」などのポスドク援助プロジェクトを申請することができる。そのうち、「山東博新計画」は新卒または最近卒業した優秀な博士を選抜し、博士研究員として特別な資金を提供し、1人あたり60万元の助成金を支給する。

３）起業へのサポートを強化する。ポスドクの革新的な起業、ビジネスのインキュベーション、科学技術の成果の転化をサポートする。青島に省初の省級ポスドク革新成果転化基地を設立し、省のポスドク革新科学研究プロジェクトの産業化に政策諮問、場所、資金調達などのサービスを提供し、ポスドク革新創業の「最後の1キロ」の開通に力を入れる。

４）人材サービスの最適化。職名審査の「直通列車」を開通し、省内でステーションにいるポスドク研究員は、副高級職名を直接申請することができ、省内外のポスドク科学研究モバイルステーション、ワークステーションまたは省級ポスドク革新実践拠点を離れた後、山東で働くために滞在する（来る）ポスドクは、正高級職名を直接申請することができる。

同時に、雇用主は魅力的な報酬待遇と経費支援を提供し、最大年俸80万元、科学研究資金最大1,000万元を提供する。また、社会保険、住宅手当、有給休暇、科学研究成果の転化による収益、科学研究助手の配置などの福利厚生を享受できる。