山東省商務庁の統計によると、2021年1~5月、山東省外資系新設企業は1,074社に達し、前年比31.5%増で、外資実際利用額は83.2億ドルに達し、前年比70.7%増で、国家の30.9%より高いそうだ。その成長率は国内上位6省のNo.1で、2019年1~5月より72.3%増となる。今年第1四半期、4月、5月には外資誘致の面で、引き続き国内上位6省のNo.1となった。1~5月の素晴らしいパフォーマンスは今まで好調の継続だと言えるが、特に注目してほしい所が下記の2点通り。
まず、省内8市の外資使用額は倍増になったこと。聊城、済寧、菏沢、泰安、臨沂、徳州、濰坊、濱州8市の外資実際使用額成長率はそれぞれ1275%、625.4%、585.8%、310.7%、279.5%、184%、142.5%、および103.1%増であった。
この8市は、従来から青島、済南、煙台のような「スター市」ではなく、ほとんどが内陸部にあり、経済発展は割合遅い所であった。が、今回、その外資実際使用額が倍増になるのは、地域産業活力の高まりをよく示している。
次は、サービス業の外資実際使用構造は引き続き改善された。全省サービス業実際外資使用額は56.8億ドルで、前年比69.8%増となる。ハイテクサービス業は倍増となり、実際外資使用額が13.3億ドルで、前年比183.7%増でサービス業全般の23.4%を占め、1~4月より2.7%ほど向上した。
産業構造の調整、昇格に当たり、開発方法の急速な変化により、サービス業は産業全般にとって非常に重要な意味を持つ。一部の経済理論は、サービス業がより高い経済効率を生み出し、経済の加速発展を促進できると主張している。今日、各地の開発状況を見ると、サービス経済が発展すればするほど、労働生産性は高くなり、労働生産性が高くなるほど、経済発展は速くなるようだ。サービス業の外資実際利用構造の改善は、山東省経済発展の質が継続的に向上していることを示している。山東省にとって、今こそ好調を乗せて事業を万進させる時期である。新旧産業転換の深まりにつれ、山東省の営商魅力が益々増え、外資利用額も益々向上すると信じられている。