イノベーションは、山東省の発展の最強音になっている。動力分散型列車を筆頭にした山東省のハイエンド装備産業はチェーン構築、チェーン補完、チェーン延長、チェーン強化を続け、良好な成果を上げている。2021年、山東省の一定規模以上の装備製造業企業は9688社で、営業収入2.4万億元に上り、全国でトップ4位に躍り出ている。
関連データによると、山東省のハイエンド装備企業の革新能力が著しく強化されている。現在、同省全域では、省レベル以上のハイエンド装備製造業革新センター8施設、工業設計センター141施設、製造業種目別リーダー企業187社が設立された。国家技術革新モデル企業22社を育成し、3件の成果が国家技術進歩一等賞を受賞し、新規開発・応用普及化した重大技術装備と重要部品は1443件であった。
また、ハイエンド装備産業の集積度と産業チェーンの強靭性も、引き続き向上している。同省では現在、省レベル「雁陣形」産業クラスターを11カ所育成しており、軌道交通装備、スマート家電という2つの産業クラスターが国家先進製造業クラスターに入選している。2021年、同省では推進を加速化している42の重点産業チェーンのうち、自動車、建設機械、農業機械装備、NC工作機械、水素燃料電池、海洋産業装備、軌道交通装備という7つのハイエンド装備産業チェーンがある。
次段階では、山東省は今後、5大戦略新興装備、5大特色優位装備などを基軸に、チェーン強化・チェーン補強、テクノロジー革新、知的製造、デジタル化モデルチェンジ、グリーン低炭素型発展を統合的に推進し、2025年までに装備工業に占めるハイエンド装備製造業の割合が50%に上がり、全国一流で、世界的に有名なハイエンド装備製造基地を確立するよう目指している。