再生可能エネルギーの質の高い発展を促進することは、「炭素ピーク、炭素中和」という戦略目標を実行するための必然的な選択である。このほど、記者が省政府報道弁公室が開催した発表会で分かったところによると、山東省は現在、再生可能エネルギーの優先開発と利用をエネルギー転換発展の主な方向とし、「第14次五ヵ年計画」の再生可能エネルギー倍増行動計画を策定し、2025年までに、全省の再生可能エネルギー消費総量、設備容量、電力量の3つの指標は「第13次五カ年計画」末より、「倍増」をほぼ実現することを明確にしている。

    「炭素ピーク、炭素中和」の目標を達成するために、山東省は「第14次五ヵ年計画」の再生可能エネルギー倍増行動計画を策定し、2025年までに全省の再生可能エネルギー消費総量、設備容量、電力量がいずれも2020年よりほぼ倍増するよう努力する。

    この計画に基つき、山東省は4つのクリーンエネルギー基地を重点的に配置した。すなわち山東半島の1000万キロワット級の洋上風力発電基地、山東北部塩カリ灘塗地の1000万キロワット級の風力-太陽光発電貯蔵・輸送一体化基地、山東南西部採炭沈下区の太陽光発電基地及び外部電力が山東チャンネルに入る再生可能エネルギー基地である。省内の風力エネルギー、太陽光エネルギーなどの資源の優位性を十分に発揮し、条件の優れた地域に大規模な基地プロジェクトを配置し、風力発電と太陽光発電の規模化、基地化の発展を促進する。同時に、省内のエネルギー企業が「海外進出」することを奨励し、山東への外部電力送電チャンネルを頼りに、省外に大規模な再生可能エネルギー送電基地を建設する。再生可能エネルギーの連続的な大規模の開発により、飛躍的な発展への強力なサポートが形成される。