山東省はこのほど、『科学技術革新が産業チェーンの質の高い発展を牽引する実施プラン（2024~2027年）』を発表し、産業の需要に焦点を当てて難関突破を図り、伝統産業の品質向上・効率向上、新型産業の集積・拡大の推進に力を入れることを明らかにした。

近年、山東省は革新資源の代表的産業チェーンへの集積を積極的に推進しており、国家級のプラットフォームから見ると、山東省の既存の21の全国重点実験室、3つの国家技術イノベーションセンターは、すべて代表的な産業チェーンを中心に配置・建設を行っている。省レベルのプラットフォームから見ると、代表的な産業チェーンには70%以上の省重点実験室、すべての省技術革新センターが集積している。人材資源を見ると、住魯院士（山東省に住んでいる院士）などハイレベル人材の80%以上が代表的産業チェーンに集結している。

山東省は将来、11本の代表的産業チェーンの29の重点分野に焦点を絞り、さらに革新プラットフォームを正確に配置し、重大科学技術プロジェクトがリードとなり、ハイレベル人材などの革新資源を集積させ、重点産業の革新能力を全面的に向上させる。「三高一中核」の中小企業技術革新の展開を支援し、毎年600社の科学技術小巨人企業と200社の科学技術リーディング企業を育成し、科学技術型企業の数と質の「ダブル向上」を推進する。