10月19日午後、山東省政府ニュース弁公室は記者会見を開き、山東省前四半期対外貿易輸出入状況を紹介した。2020年山東省前四半期貨物貿易輸出入額は1.56万億元で、全国の総輸出入額の6.7%を占め、前年同期比で4.2%増となる。その中で、輸出額は10%増の8923.6億元となり、輸入額は2.7%減の6639.7億元となることは記者会計から分った。
9月に山東省輸出入額は前年同期比で24.6%増、前月比で10.5%増の2196.9億元となる。その中で、輸出額は前年同期比で40%増、前月比で14.5%増の1356億元となり、輸入額は前年同期比で5.8%増、前月比で4.7%増の840.9億元となる。
済南税関の副関長・党委員会委員の張芸兵氏によると、山東省の前四半期の対外貿易輸出入額が4.2%増を遂げた理由は2つがある。
一方、マクロ経済環境は徐々に回復しているから、山東省の輸出入も着実に回復している。国際通貨基金が発表した「世界経済展望」によると、中国は依然として2020年までに全世界においてプラス成長を実現できる唯一主要経済体である。各指標によると、8月度国内社会消費品小売総額成長率は年内初めてプラスに転じ、9月度国内PMIは7カ月連続して景気区間に運行し、マクロ経済情勢の改善は山東省の輸出入需要の回復を促進した。
もう一方では、机電製品、労働集約型製品などの伝統的な優勢産業は山東省の対外貿易輸出を促進している。今年に入ってから、山東省半導体産業の発展の勢いは強く、前四半期の自動データ処理設備及びその部品、電子技術、計測測定分析自己制御機器と器具の輸出額はそれぞれ146%、51.8%、30.1%を増加し、山東省の対外貿易輸出に対する牽引役割は顕著である。
新型肺炎の影響を受け、日常消費需要は明らかに増加し、家庭用電器、ビデオ設備及びその部品の輸出額はそれぞれ58.9%と24.5%大幅に増加した。それを受け、山東省の機電製品輸出額は8.7%を増加し、山東省の輸出増加に対する貢献率は36.7%に達した。労働集約型製品輸出による山東省の輸出増加への貢献率はもっと大きくて、46.1%に達し、その中にマスクと防護服を含む服装、プラスチック製品はそれぞれ17.5%と60%増となり、家具及び部品、おもちゃはそれぞれ31.5%と112.8%増となる。機電製品と労働集約型製品の輸出額は山東省の対外貿易の成長を牽引する主要な力となっている。