維坊国家高新技術産業開発区は山東半島における重要な地域中心都市、渤海沿海の重要海浜都市、全国の「文化名城」、世界の「凧の都」である維坊市に位置し、1991年に設立され、面積123平方キロメートル、人口42万人である。
産業誘致方向
動力装備産業:グリーン動力、完成車製造、駆動システム、コア部品、知能化装備という5大事業セクターを重点的に発展させ、水素動力系、自動車用動力系、船舶用動力系、航空動力系、磁気浮上、精密製造、電子システムなどの産業プロジェクト導入に力を入れている。
次世代情報技術産業:スマートハードウェア、電子キーデバイス、新興ソフトウェアと新型情報技術サービス、モノのインターネット(IoT)応用、ビッグデータサービスと次世代モバイル通信、マッピング地理情報という6分野を重点的に発展させ、集積回路、マッピング地理情報、IoT、ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーン、5G、ソフトウェア開発とサービスアウトソーシング、コールセンター、仮想現実など産業セクターの導入に力を入れている。
医療養生健康産業:新薬創製、漢方医・漢方薬、生態農業バイオテクノロジー一体化、現代海洋、機能食品と健康食品、医療機器、プレシジョン・メディシンと健康管理サービス、スマート医薬物流とバイオ新材料という9分野を重点的に発展させ、関連プロジェクトの導入に力を入れ、研究開発、孵化(産業創出)、産業化、販売、サービスを一体化した医療養生健康産業クラスターを構築する。
航空宇宙産業:航空宇宙の研究開発、製造及び関連サービス企業を誘致し重点的に発展させ、航空エンジン及び部品、精密機器、知能化装備などの産業を重点的に発展させ、航空宇宙産業クラスターを構築する。
新材料産業:ハイエンド鋼材、高圧絶縁材料、先進膜材料、機能性複合材料など諸分野を重点的に発展させ、関連プロジェクトの導入に力を入れ、製品品種、産業規模、開発革新などの面で著しい進展を成し遂げ、新材料産業における重要な成長極として確立させる。
支援政策
諸要素を強化して外資系プロジェクトを支援する。年間新規投資総額5000万米ドル以上で、かつ当年実行ベース資金導入額1000万米ドル以上の外資系プロジェクトと、新規外資系プロジェクトの当年実行ベース資金導入額1000万米ドル以上の外資系プロジェクトに対し、それぞれ省レベル、市レベル「重点外資系プロジェクト」を入選候補として申請し、用地・エネルギー・石炭・汚染物質排出承認などの指標を優先的に提供する。
(潍政发〔2021〕4号)执行。重大外资项目实行“一事一议”。
財政支持力の強化。外商投資の製造業プロジェクトに対し、登録資本の当年実行ベース資金導入額の2%に基づいた奨励金を企業に与え、奨励金額は最大1000万元までとする。日本と韓国の外資系プロジェクトに対し、登録資本の当年実行ベース資金導入額の2.5%に基づいた奨励金を企業に与え、奨励金額は最大1000万元までとする。同区国際連携団地に定住した重要国・地域からの外資系プロジェクトに対し、登録資本の当年実行ベース資金導入額の2.5%に基づいた奨励金を企業に与え、奨励金額は最大1000万元までとする。その他の外資支援政策は、『開放発展新枠組構築に向けたハイレベルな外資利用の更なる推進に関する維坊市人民政府の実施意見』(維政発[2021]4号)に従う。重大外資系プロジェクト向け一事一議(案件別に特化した刺激策を策定)。
社会化投資誘致を激励する。外資系プロジェクトを同区に推薦し、かつ実質的にプロジェクトの定住を促進した企業・社会組織・仲介機構もしくは自然人に対し、推薦した契約ベース外資導入額1000万米ドル以上でかつ登録資本の当年実行ベース外資導入額が1/3以上に達した外資系プロジェクトに対し、登録資本の当年実行ベース外資導入額の6‰に基づいた奨励金を企業に与え、奨励金額は最大200万元までとする。国家機関、公共機関及びその職員並びにプロジェクト投資の利害関係者は当該奨励政策の適用対象外とする。