このほど、省政府弁公庁は「中国(山東)自由貿易試験区連携イノベーションゾーンの建設に関する実施方案」を発表した。医療健康、国際貿易、海洋経済を第1陣の連携産業として、済南新旧運動エネルギー転換スタートゾーン、国家級経済技術開発区、総合保税区など国レベル及び省レベルの機能ゾーンの中で条件を備えた区域を選択し、連携イノベーション協力試行を展開することを明確にした。

   国際貿易連携エリアは、山東自由貿易試験区青島エリアを重点とし、イ坊、聊城、滨州、棗荘などの関連経済技術開発区と連携して、石油製品、銅鉱貿易、国境間電子商取引の県域電子商取引との協力を展開する。山東自由貿易試験区青島エリア国際大口商品取引プラットフォームと国境間電子商取引総合サービスプラットフォームの役割、および青島エリア国境間電子商取引産業の優位性を発揮することによって、関連地域の国際貿易業務の発展を牽引する。

   海洋経済連携エリアは、山東自由貿易試験区煙台エリアを重点とし、東営、日照、威海などの関連経済技術開発区との連携を通じて、海洋工業設備、海洋船舶の修理製造、海洋漁業及びブルーカーボン経済などの分野での協力を展開する。

   省商務庁の関係責任者は、山東自由貿易試験区連携イノベーションゾーンの建設を推進することは、制度的イノベーションのオーバーフロー効果のさらなる増幅、市場の通じ合い、ルールのつながり合い、産業の融合い、イノベーションの促進という新たな発展構図の形成を促進することに重要な意義を持っていると説明した。自由貿易試験区の制度革新と対外開放の優位性を発揮し、連携革新ゾーンの産業、政策と空間の優位性を加えることによって、当省の総合競争力と対外開放の影響力を全体的に高めることになる。